No.261「【令和8年度の助成金】厚労省のパブコメ概要について」
目次
~とよひらの社労士通信No.261~「【令和8年度の助成金】厚労省のパブコメ概要について」
最近、メルマガのこの部分(だけ?)読んでますと数名から伺いました そう言われると、ちゃんと書かなきゃと思うのですが、 こればかりはAIに頼れないなぁと思いつつ、結局、何も書けていない 社労士法人とよひら 鎌田です。
今回は、毎年情報共有しております
「【令和8年度の助成金】厚労省のパブコメ概要について」
お話ししたいと思います。
【厚労省の助成金パブコメ】
厚労省の助成金は、雇用保険法施行規則等によって定められていますが、その一部を改正する案について、パブコメが実施されていました。
(厚労省)雇用保険法施行規則等の一部を改正する省令案に関する御意見の募集について
通常、パブコメの内容は、概ねそのまま来年度の制度となることが通例です。
資料から私が気になった改正内容を数点御紹介します。
内容を簡略化しつつ、中小企業向けの金額で記載していますので、詳細を見たい場合はパブコメの掲載資料をご覧ください。
【65歳超雇用推進助成金】
<65歳超継続雇用促進コース>
いわゆる定年延長の助成金です。
60才以上の雇用保険被保険者がいる場合に、定年や継続雇用制度を延長し、高年齢者が働きやすい制度を導入することで助成金の対象となります。
変更点は「助成金額」の増額です。
現行が10万円から160万円ですが、令和8年度は15万円から240万円とのこと、おそらく1.5倍になるのかと思います。
<高年齢者無期雇用転換コース>
50歳以上の有期雇用者を無期雇用転換し、高年齢者が働きやすい制度を導入することで助成金の対象となります。
こちらも変更点は「助成金額」の増額です。
現行は1人につき30万円ですが、令和8年度は40万円になる見込みです。
令和5年度までは48万円でしたので、以前の金額に戻ってきた印象です。
助成金の申請は手間もかかりますし、事業主の行動変容を促すには一定の金額が必要と思いますので、良い変更と感じています。
【特定求職者雇用開発助成金】
<特定就職困難者コース>
(高年齢者(60歳以上)に係る要件見直し)
令和8年5月1日以降は、ハローワーク等において「就労に向けた個別支援を受けている」高年齢者(60歳以上)が対象労働者となります。
原則、「特定求職者雇用開発助成金の対象労働者であること」を明示した職業紹介を行った場合のみ、申請が可能。
(参考)
https://www.mhlw.go.jp/content/001665993.pdf
【両立支援助成金】
<出生時両立支援コース>
いわゆる「男性育休」で、円滑な取得や復帰に対応した場合の助成金です。
対象事業主が
・現行の「中小企業主」から
・令和8年度「常時雇用300人以下」に拡大されます。
これまでは資本金が大きい法人は除外されていましたが、従業員人数だけで判断するようになりました。
<育休中等業務代替支援コース>
育休者の代替として新規雇用等をした場合の助成金です。
業務の代替期間によって、助成金額が異なりますが、
・現行の6か月以上 67.5万円
に加えて
・1年以上 81万円が追加されます。
【キャリアアップ助成金】
正社員転換等をした従業員数等の情報公表を行った場合、1事業所当たり1回に限り20万円を加算して支給する制度が新設される見込みです。
【人材確保等支援助成金】
<建設分野若年者及び女性に魅力ある職場づくり事業コース>
建設分野で若年労働者や女性労働者の入職や定着を図る取組をした場合の助成金です。
これまでの対象費用への助成に加え、従業員が実際に入職して定着した場合に、定額で助成金(42万円/人)を支給する制度が新設されました。
この制度は、事業主の後押しになりそうですが、中小企業・建設業は、人的リソースに余裕がないことも多いため、助成金の対応には一定のハードルがあります。
ただ、一度、うまく回る仕組みを構築できれば、本助成金を継続的に活用できる可能性もあると感じます。
【人材開発支援助成金】
<建設労働者技能実習コース>
建設労働者が業務に必要な技能を取得する際の助成金です。
(令和8年度からの変更点)
・賃金助成について、単価の見直し
・CCUS の普及促進のための賃金助成の割増措置について、期限を1年間延長
※ ここ数年は毎年1年間延長
この他の助成金にも、変更が生じていますが、すべては書き切れないので、詳細は厚労省資料をご覧いただければ幸いです。
(再掲・厚労省)雇用保険法施行規則等の一部を改正する省令案に関する御意見の募集について
No.261~「【令和8年度の助成金】厚労省のパブコメ概要について」 まとめ
ということで・・・
今回は、「【令和8年度の助成金】厚労省のパブコメ概要について」お話しました。
様々な助成金に変更がありましたが、個人的には「65歳超雇用推進助成金」の助成金額が増額されたので、御紹介しやすくなったと感じています。
また、人気がある「業務改善助成金」などの記載はないため、基本的には現行のままと思います。
助成金は「やりたい方向と合致すれば使う」程度で、無理に合わせようとせずに、自然体で検討いただければ幸いです。
4月になれば、確定した情報がでますので、改めて御案内できればと考えております。
不明点がございましたら、ご連絡いただければ幸いです。
引き続き、よろしくお願い致します。
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発行責任者:社会保険労務士法人とよひら
担当:特定社労士・中小企業診断士 鎌田 真行
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